退職挨拶状の文例・例文 結婚退職編
結婚で退職するときの挨拶状は、一般の中途退職の場合と同様に、お世話になった方々への感謝の気持ちを伝えることが重要です。ただし、一般的には、現在の職種・勤務から完全に身を引いてしまうことになりますので、業務上お世話になった方々に対して変わらぬお付き合いをお願いするような文言はふさわしくないのですが、儀礼的に「今後とも...」という一文を添えておくことが常識となっています。(なお、社内・取引先を問わず、個人的に親しい方へ出す場合は当然の文言となります。)
また、退職理由については、一般に「結婚のため」とだけ書いておけば良いのですが、場合によっては理由を明記しにくいことがあるかもしれません。その場合は、理由を明らかにせず、「一身上の都合により円満退社」という表現でも失礼には当たりません。
退職挨拶状を差し出す時期については、結婚はおめでたい慶事ですから、通常はご報告をためらったり、時期を遅らせたりする必要はありません。有休消化に入る前後くらいに出せば良いでしょう。ただし、勤務理由を明記できない場合と同様に、結婚退社であることが言い出しにくい状況のある場合は、退職後に出しても別段失礼には当たりません。
【結婚退社の際の退職挨拶状例文】
拝啓 盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 さて、私儀(※行末に配置) このたび七月十五日付けにて株式会社□□を結婚のため退職することと相成りました。 在職中は身に余る温かいご指導ご鞭撻を賜り、心より御礼申し上げます。 結婚後は専ら主婦業に励むこととなりますが、今後とも変わらぬご指導ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 簡単ではございますが、書中をもちまして御礼とご挨拶を申し上げます。
敬具
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●通常の明朝系・ゴシック系のフォントを使用した縦書き文書の例文です。横書きの場合は日付け等を算用数字に改めてください。また、縦書きで楷書体・行書体・毛筆体などを使用する場合は、句読点を外して全角スペースを挿入してください。
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