香典のお礼状の例文(香典返し)

香典のお礼状の例文(香典返し)

香典返しは、本来、四十九日の法要後に行うべきことです。人の死から四十九日の法要までは忌中(忌みの期間)と称し、親族が死者の喪に服して身を慎むべき時とされています。そこで、四十九日の法要は忌明けの法要とも呼ばれ、旧来、この法要が済んで初めて親族は仕事や公の活動に戻れるとされてきました。従って、香典返しも四十九日の法要後に行うことが、本来の考え方です。

しかし、現代では、四十九日まで服喪のために家に引きこもるなどということはしません。忌引で仕事や学校を休んでも、数日で出勤・登校するのが一般的です。従って、香典返しも四十九日の法要後を待たず、なるべく早く行うことが主流になっているようです。特に職場の人たちに対しては、忌引き後初めて出社した日に手渡すのが通例となっています。



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そこで、ここでは葬儀の後になるべく早く香典返しをする場合のお礼状の例文を紹介しましょう。お礼状作成のポイントは、葬儀の際の会葬・弔問に対する謝辞と、香典を頂戴したことに対する謝辞です。

【一般的な香典返しのお礼状例文】※筆文字で縦書き、句読点・段落なし

謹啓 時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます
先般 亡父○○死去の際にはご懇篤なるご弔詞を頂き
またご鄭重なるご供物まで賜りまして 誠に有難く  
厚く御礼申し上げます
就きましてはご拝顔の上親しく御礼申し上げるべき所
失礼とは存じますが書中をもちまして御礼ならびに
ご挨拶申し上げます             敬白
  平成二十三年十月二十日(※小さく)
                 喪主 □□□□

追啓 志として粗品をお届け致しました 何卒ご受納下さいますよう
お願い申し上げます(※小さく)


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